これはコルベッツの1stアルバムのタイトルにもなっている“1025presence”の1025である。

 リリースは1991年10月23日で10月25日ではない。じゃ一体なんの1025なのかということになる…

 1985年に結成した我がバンドは、1991年のメジャーデビューまでの間に幾度となく業界の方々の目にとまり、お誘いを受け、仮レコーディングまでさせてもらってはデビューに辿りつかないという現象が起きていた。
『男はあきらめが肝心』というのが20歳代の松本にはあり、結果が出ないのにも関わらず10年頑張ろうとかは最初から考えになかった。
さすがに『石の上にも3年…』ぐらいはあったが、10年はなかったのだ。
1986年初頭から、まさにライヴをスタートさせ、毎年面白くなり、ハマってゆく自分がいたのだが一方では冷静でなくては?という自分もいたし、どこかであきらめなきゃというのが強くあった。

 1989年という年がのちのコルベッツには大事な年となった。
それ以前に収録していた音源を一つの結果として、今は無き8pCDに4曲入れ、「MODEL」というタイトルでミニアルバムとしてリリースした。このプロダクトのさなか、それまでのメンバー間がゴタついて壊滅状態になったのだが、なんとかその年の秋までに新(現)メンバーでライヴをできるまでにまで漕ぎ着けたのだ。9月22日が運命的な日であった事は言うまでもない。現メンバーで敢行した「Bulues in F号倉庫」というライヴだ。
脱退しなかったメンバーの協力もあったが、ものすごいバイタリティーであったと、あの頃の自分に驚く。
何故か?というと松本個人は1989年の元旦の段階で「この1年で“道筋”がつかなければ音楽への道をあきらめよう」と心に決めていたからである。
「Bulues in F号倉庫」、これを大成功させ、また新たなプロの方々の目にとまり“新しいお話”を頂戴する。
また今回も…?とならないように本気で勝負に出た。この話が流れる(白紙になる)ような事となったらもうメジャーデビューはあきらめる!と、メンバーに発表する事を決めたのだ。

 この“新しいお話”とは、勝負に出た俺達には持ってこいの話で、『アマチュアナイトジャパン』へのエントリーの話であった。その頃巷はバンドブームで『イカすバンド天国』というTV番組等が流行っていたが、こちらへはお断りをし、NYプロデュースの『アマチュアナイト』にかけたのだ。
1990年が初年度で、1月からエントリーし、年末まで勝ち抜かない限りデビューは無いというサドンデスのイベント!勝ち負けを決めるのは、予め決められた審査員ではなく、会場にいるオーディエンスというのが最も気にいった点。無論自分達のファンは確か20〜30名ほど呼べたが、15組以上が出演するので、それはまさにサドンデスであった。
見事にその年末、NYアポロシアタープレゼンツ、初年度キングオブアポロ「ジャパン」を獲得して翌年の9月にデビューを果たす。
仲間内の間でもシングルまではリリースをした等の話は聞いていたので、アルバムを出すまでは夢を見ているかのような気分であった。
そしてついにアルバムレコーディングの段になって初めて「俺たちデビューしたんだ!」と感じた。

 話は長くなりましたが、1989年の1月1日の決意から1025日目が1991年10月23日、“1025presence”、コルベッツの1stアルバムリリースの日だったからなのです。

つづく

 
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